

越前鬼瓦

穏やかな毎日を見守る鬼瓦の厳しい
表情に、いつしか心も引き締まる。
独特の銀鼠色で重量感がある『越前鬼瓦』の発祥は、江戸時代中期頃。当時より睨みをきかせたその表情が魔よけとされ、寺院や家の屋根に見受けられました。最近では、小さな装飾鬼瓦を玄関や入口等に飾り、魔よけの意味も含めたインテリアとして使用する人も増えてきました。また、大きな鬼瓦はエクステリアとして庭に置き、その存在を示します。厳しさに加え、頼り甲斐も感じられる鬼瓦。外出前に一顧するだけでも不思議と心が落ち着き、何かしら守られている感覚になるかもしれません。

瓦の本分を充分に生かして
瓦は本来、雨や風や雪から家を守るもので、そこに魔よけの鬼瓦を取り付け、いろいろな面で住宅を守る意味があります。越前の土を使い、高温で焼かれた丈夫な『越前鬼瓦』は、永く家族と住宅を見守り続けます。